三上延「ビブリア古書堂の事件手帖5巻『~栞子さんと繋がりの時~』」感想
著者
刊行
2014年
あらすじ
告白したものの、栞子さんに返事を5月の終わりまで待って欲しいと言われる大輔。そんな中、栞子の母親ついに姿をあらわす。
プロローグ リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫)
第一話 『彷書月刊』(弘隆社・彷徨舎)
エピローグ リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫)
感想
古書をテーマにした雑誌があったのには驚きでした。そして、漫画にも精通している栞子さんはさすが。
ついに大輔の告白に返事をする栞子さん。自分も母の様に大輔さんを置いてどこかへ行ってしまうかもしれない…「いや、俺も一緒に行けばいいじゃないですか」さて、この2人はこれからどうなるのか。あとがきによると物語は終盤に入っているようです。
公式サイトを覗いてみたところビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~の発売日は2014年12月25日のよう。あと、公式ページには「ビブリア検定」なるものがあったのでやってみたところ、7つ正解で志田レベルでした。いやー、難しい。最終巻が出たら1巻から読み返して、また挑戦してみようと思います。
メモ
『三上延』
三上延:中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で第8回電撃小説大賞3次選考を通過し、2002年に同作でデビュー[1]。ホラー風の作品が多かったが2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネートされている。
2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネートされる[1]。
2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネートされる。