「LOST（ロスト）シーズン1」感想
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放送国
アメリカ
制作局
ABC
放送
2004年～2005年
あらすじ
飛行機が空中分解し、南太平洋上のどこかにある島に墜落した。人種も国籍も異なる48人の生存者達は、生き残るため協力し合い共同生活を始める。しかし、墜落した島には何やら謎が満ちているようで…
登場人物
ジャック・シェパード・・・マシュー・フォックス
ケイト・オースティン・・・エバンジェリン・リリー
ジェームス・ソーヤー・・・ジョシュ・ホロウェイ
ジョン・ロック・・・テリー・オクィン
サイード・ジャラー・・・ナビーン・アンドリュース
ハーリー（ヒューゴ）・レイエス・・・ホルゲ・ガルシア
ウォルト・ロイド・・・マルコム・デビッド・ケリー
チャーリー・ペイス・・・ドミニク・モナハン
クレア・リトルトン・・・エミリー・デ・レイビン
シャノン・ラザフォード・・・マギー・グレイス
ブーン・カーライル・・・イアン・サマーホルダー
ジン・スー・クォン・・・ダニエル・ディ・キム
エピソード
1.墜落（Pilot: Part 1）
2.SOS（Pilot: Part 2）
3.眠れぬ夜（Tabula Rasa）
4.運命（Walkabout）
5.責任（White Rabbit）
6.閉ざされた心（House of the Rising Sun）
7.暗闇の中で（The Moth）
8.手紙（Confidence Man）
9.孤独の人（Solitary）
10.予言（Raised By Another）
11.見えない足跡（All the Best Cowboys Have Daddy Issues）
12.ケースの中の過去（Whatever the Case May Be）
13.絆（Hearts and Minds）
14.運命の子（Special）
15.守るべきもの（Homecoming）
16.最期の言葉（Outlaws）
17.沈黙の陰（...In Translation）
18.数字（Numbers）
19.啓示（Deus Ex Machina）
20.約束（Do No Harm）
21.悲しみの記憶（The Greater Good）
22.タイムカプセル（Born to Run）
23.迫りくる脅威（Exodus: Part 1）
24.暗黒地帯（Exodus: Part 2）
25.漆黒の闇（Exodus: Part 3）
感想
飛行機がとある島に墜落し、奇跡的？（偶然かそれとも何かの力によるものか分からない）に生き残った48人の共同生活、そして墜落した島の謎に迫る様子を描いた作品です。
とにかく回想の入れ方が完璧でした。ドラマやアニメを見ていると、回想シーンを挟むことで本来のストーリーの進みが遅くなってしまい、見ていてストレスが溜まるということがあります。しかし、この作品は登場人物が多いため回想シーンも多く挟んでいるのですけど、回想のためにメインのストーリーの進行が遅いとは全く感じませんでした。うーん、これは何故なんでしょうか。
内容としては次々とトラブルや謎が出てくるので全く飽きませんでした。シーズン1はこれから始まる長い物語の序章といったところでしょうか、『シロクマ』から始まり『先住民』『電源』『数字』『船』『警備システム』そして『ハッチの中身』これらの謎を軸に物語がどう展開するのかと期待が持てるものでした。
また、群像劇（さすがに48人全員にスポットが当たっているわけではく、メインとなっているのは15～20名程度）のため人間関係の進展も見ていて楽しいです。私の特に好きな人物は黒人の親子で、父親は息子を思うあまり危険な目に遭わないよう息子を"檻"に閉じ込めようとし、息子は父親が思っている以上に成長しておりそんな父親の作り出す"檻"から抜けだそうとします。シーズン2ではそんな親子の関係にかなりスポットが当たりそうなので楽しみです。
非常に面白かったのですが、唯一心配なのはこれだけ広げた風呂敷をちゃんと畳めるのかということでしょうか。特に気になるのは例の"数字"。この"数字"をどの様に扱うかによってこの作品の評価が決まってくる、そんな気がします。
メモ
『バックギャモン』
バックギャモン (Backgammon) ：基本的に二人で遊ぶボードゲームの一種で、盤上に置かれた各15個の駒すべてをゴールさせる早さを競う。バックギャモンは世界最古のボードゲームとされるテーブルズの一種である。日本には奈良時代（飛鳥時代との説もある）に伝来し、平安時代より雙六・盤双六の名で流行したが、その後賭博の一種として朝廷に禁止され、一度廃れている。
サイコロを使用するため、運が結果に対する決定因子の一つであるものの、長期的には戦略がより重要な役割を果たす。プレイヤーはサイコロを振るたびに膨大な選択肢の中から、相手の次の可能性のある手を予測しながら手を選択し、自分の駒を移動させる。20世紀初頭のニューヨークを起源とする現代のバックギャモンは、ゲーム中に賭け金をレイズする（上げる）ことができる。
『心的外傷後ストレス障害（PTSD）』
心的外傷後ストレス障害（Posttraumatic stress disorder、PTSD）：命の安全が脅かすような出来事、天災、事故、犯罪、虐待などによって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である。
心の傷は、心的外傷またはトラウマ（本来は単に「外傷」の意で、日本でも救命や外傷外科ではその意味で使われ、特に致命的外傷の意味で使われることが多いが、一般には心的外傷として使用される場合がほとんどである）と呼ばれる。トラウマには事故・災害時の急性トラウマと、児童虐待など繰り返し加害される慢性の心理的外傷がある。
心的外傷後ストレス障害は地震、洪水、火事のような災害、または事故、戦争といった人災、あるいはいじめ、テロ、監禁、虐待、パワハラ、モラハラ、DV、強姦、体罰などの犯罪、つまり、生命が脅かされたり、人としての尊厳が損なわれるような多様な原因によって生じうる。
『トレビュシェット』
トレビュシェット：固定式の攻城用兵器の一種。平衡錘投石機。巨大なおもりの位置エネルギーを利用して石を投げる。攻城用の投擲兵器としては後発にあたる。大型で威力と安全性に信頼の置ける火砲が出現するまで利用された。
アルキメデスが発明したという伝説も伝わる。シラクサに侵攻した古代ローマ軍をアルキメデスの発明した新兵器が撃退したという逸話、アルキメデスがてこの原理を発見していることが根拠とされるが、その後の歴史を見るに信憑性はない。最古の記録は1165年東ローマによるものである。また、東ローマによる1097年のニケーア包囲戦で使用された投擲機が最初のトレビュシェットである可能性がある
動物の腱などの弾力を利用するバリスタなどの他の投擲兵器と違い、岩石などを詰めた箱の重量を利用するので、大きく造ればそれだけ威力が増した。また、詰め物の重量を変えることで射撃距離を自由に調整でき、精度も高かった。この投石器は最大のものは140キログラムの石を最大300メートルも飛ばすことができた。シーソーの原理で、片方におもりをつけて、反対側を振り上げて飛ばす。
