綾辻行人「十角館の殺人」感想(館シリーズ第1弾)
著者
刊行
1987年
あらすじ
大分県K**大学推理小説研究会のメンバー7人は、半年前に四重殺人事件が発生した角島と呼ばれる無人島を訪れる。7人は建築家・中村青司が設計した十角館に一週間滞在する予定だった。一方、本土では研究会のメンバーに中村千織の事故死について告発する怪文書が送りつけられていた。
十角館を訪れた7人
ポウ・・・医学部四回生
カー・・・法学部三回生
エラリイ・・・法学部三回生
ヴァン・・・理学部三回生
アガサ・・・薬学部三回生
オルツィ・・・文学部二回生
ルルウ・・・文学部二回生
感想
綾辻行人さんのデビュー作であり「館シリーズ」第1弾です。新本格ブームを巻き起こしたことでも有名な作品でもあります。
無駄の全く無い、これぞ推理小説といった感じでしょうか。第十章の最後の一行の衝撃。思わず声が出ました。
メモ
『バールストン先攻法(ギャンビット)』・・・真犯人である人物を既に死んでしまったかのように見せかけ、 読者が容疑者から外すように仕向ける手法。
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