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「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」感想

 

 

監督

神山健治

 

アニメーション制作

Production I.G

 

放送

2004年~2005年

 

あらすじ

前作「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」から2年、"個別の11人"を名乗るテロリストが引き起こす事件が多発する。その捜査を通じ、公安9課はこの国が抱えていた大きな問題と対峙することとなる。

 

登場人物

草薙素子(少佐)・・・田中敦子

荒巻大輔・・・阪脩

バトー・・・大塚明夫

トグサ・・・山寺宏一

イシカワ・・・仲野裕

サイトー・・・大川透

ボーマ・・・山口太郎
パズ・・・小野塚貴志

タチコマ・・・玉川紗己子

合田一人・・・西田健

クゼ・ヒデオ・・・小山力也

 

エピソード

1.再起動 REEMBODY

2.飽食の僕 NIGHT CRUISE

3.土曜の夜と日曜の朝 CASH EYE

4.天敵 NATURAL ENEMY

5.動機ある者たち INDUCTANCE

6.潜在熱源 EXCAVATION

7.狂想は亡国の調べ 239/94Pu

8.素食の晩餐 FAKE FOOD

9.絶望という名の希望 AMBIVALENCE

10.イカレルオトコ TRIAL

11.草迷宮 affection

12.名も無き者へ SELECON

13.顔 MAKE UP

14.左眼に気をつけろ POKER FACE

15.機械たちの午後 PAT.

16.そこにいること ANOTHER CHANCE

17.修好母子 RED DATA

18.天使の詩 TRANS PARENT

19.相対の連鎖 CHAIN REACTION

20.北端の混迷 FABRICATE FOG

21.敗走 EMBARRASSMENT

22.無人街 REVERSAL PROCESS

23.橋が落ちる日 MARTIAL LAW

24.出島、空爆 NUCLEAR POWER

25.楽園の向こうへ THIS SIDE OF JUSTICE

26.憂国への帰還 ENDLESS∞GIG

 

感想

前作(「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」感想 - どーるの本棚)が文句のつけようがない完璧な作品だっただけに、2期はどうなるのかと期待半分不安半分でした。しかし、見終わってみると1期よりさらに世界観が大きくなった作品に感じました。

 

前作は「薬害問題」がテーマとなっていましたが、今作のテーマは「難民問題」、国内問題から国際問題へといった感じでしょうか。そして、その「難民問題」に対する登場人物それぞれの思想が交差するため少し難解です。

 

現在の日本がすぐに大量の難民を受け入れるとは考えにくいですが、少子高齢化の影響を受けた労働力減少対策としての外国人労働力の受け入れによる「移民問題」は、この作品で取り上げられた「難民問題」と似た状況に日本が陥る可能性を孕んでいるのかもしれません。

 

メモ

『初期革命評論集』

初期革命評論集:パトリック・シルベストルによって書かれた書籍で、正式タイトルは「国家と革命への省察 初期革命評論集」。「第三身分の台頭」、「支配からの脱却」、「王朝の終焉」、「社会主義への希求」、「狂喜前夜」、「神との別離」、「カストロゲバラ」、「虚無の12年」、「原理への回帰」の9編と、作者自身が遭遇し革命指導者への憧れを掻き立てられた「五月革命」の1編、あわせて10篇からなる書物である。
幻の一編とされる「個別の11人」は「五・一五事件能楽と照らし合わせ評論したもの」「作者が五・一五事件を最後まで革命と定義付けることが出来ず封印したため初版はたった20冊のみが発行された」「五・一五事件能楽を照らし合わせ、成功しても失敗しても一度きりという共通の性質から、革命を指揮する英雄の人間としての命の輝きを評価した」とされ、個別主義者の聖典とされる。しかしこの「個別の11人」は実際には存在せず、その正体は巧妙に偽装されたコンピュータ・ウィルスで、内閣情報庁の合田一人が作ったものであった。
タイトルはパトリック・シルベストルのモデルとなった三島由紀夫の『近代能楽集』がモデルになっている。

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG - Wikipedia

 

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